首切り強盗と寄生虫の記事の続きになります。
住んでいた家はとても古く、ペルーからの強盗団がそこまで来ているというのに1階の大きな窓が
壊れているという有様でした。。引っ越すことも考えましたがこの家は「ある場所」からとても近く
何があっても「ある場所」へ行けば助けてくれるという安心感がありました。
そしてこの家では一週間に一度「ある集会」が開かれていました。この集会は前任からひき続きこの家で行っているもので他のお宅にいくよりは自分の家に来てもらうほうが気楽だったからでした。また現地のフーちゃんが作るシフォンケーキや庭のりんごのタルトを楽しみに訪ねてくるひともいました。
そういうこともあってひき続きこの古い家に住むことになったのですが、なんせ物騒なので警察官に24時間体制で見張ってもらうことになりました。ボリビアだと警察官より外資系の警備会社に頼んだほうが信頼できるし安心なのですが一ヶ月数万はかかるということで断念しました。(のちに職場のほうが負担してくれることになりました)警察官だと一ヶ月500ボリ(5,6千円)という安さでした。
しかし警察官を雇うとなると見張り小屋のようなものが必要だといわれました。椅子に座って仮眠できるほどのスペースでガラスの小さな小窓がついています。しかも電気も引かなければいけないということで準備や手続きに時間がかかりそうでした。
こたつが燃えるというぼや騒ぎのあと、水もれがあったり、ガスがこわれてシャワーのお湯が出なくなったりあちこち故障が出たので、家の大改造を行うことになりました。先ず窓をなおしてもらい家中の電気の線を取り替えてもらうことになりました。
しばらくは様々な業者の方が出入りすることになりました。現地のフーちゃんが五時に帰ってしまうので業者のひとたちにも同じ時間にその日の仕事を終えてもらうことにしました。
六時半過ぎだったでしょうか・・
階段を上りきったところに広い空間があって、そこに机とパソコンがあるので一人で作業していました。シーンとしている空間に響き渡る階段を上ってくるような音・・
気のせいではなく誰かが階段を上ってくる・・
みんなとっくに帰り、この家には誰もいないはずです。それなのにギシギシという階段を上ってくる不気味な音は大きくなるばかり。
明らかに、か細いフーちゃんの音ではないし・・いったい誰が??思考回路が固まってしまい動くことすら出来ません。そしてとうとう最後の段に迫ってきました。ちらりと見えたその姿をみて青ざめました。。。
スミマセン(疲)長くなりそうなので次回にします。

記事とは関係ない画です。
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